2023/02/08 15:35
ワイヤー矯正

矯正歯科治療(歯列矯正)は、歯並びが悪いことで起こる悩みやトラブルを解決することを目的としています。
歯並びや咬み合わせが悪いことを歯科用語で「不正咬合(ふせいこうごう)」といい、例えばこんな影響があります。
- 歯並びが気になり、笑顔や人との会話に自信を持てない
- 発音が不明瞭になる
- 食べ物がうまく噛めない
- 口が自然に閉じず、口呼吸になり口臭等の原因に
- うまく歯を磨けず、虫歯や歯周病の原因に
これらの悩みやトラブルを解決に導くための治療が歯科矯正。
原因となる不正咬合を、患者様自身の歯を活かしながら、キレイな歯並びに改善します。矯正装置を装着し、ゆっくりと力をかけて歯を動かし、歯並びや咬み合わせを調節していくのです。
歯並びが美しく整うことで、結果的に顔の形や見た目の印象に良い効果を得ることが期待できます。
歯並びをきれいにする歯列・歯科矯正の種類
次は、矯正歯科治療の種類について簡単にご説明します。今回は代表的な治療法である 「ワイヤー矯正」 を見ていきましょう。
ワイヤー矯正
歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる矯正装置を取り付け、ワイヤーを通し、動かしたい方向に適切な力をかけることで歯を移動させます。
歯の表側に装置を着けるため「表側矯正」とも呼ばれます。
メリット
- 適応範囲が広く、さまざまな症例(歯並び)の治療ができる
- 取り外し不要
デメリット
- ワイヤーや矯正装置が目立ちやすい
- 装着による強い痛みが起こったり、金属で口腔内を傷つけたりすることがある
- 矯正装置が外れるのを防ぐため、硬い食べ物、ねばりの強い食べ物などが制限される場合がある
ワイヤー矯正の「審美ブラケット」って?
「審美ブラケット」とは、ワイヤー矯正のブラケットがプラスチックやセラミック、ジルコニア等で作られたもの。金属でできている「メタルブラケット」に比べ、透明や白色で目立ちにくいことがメリットです
一方で、メタルブラケットに比べて費用がやや高額になり、ブラケットの素材によっては強度が落ちるデメリットがあります。