ドクター紹介
院長紹介
院長・歯学博士
清水 美輝雄
MIKIO SHIMIZU

京都市出身(1968年生まれ)。歯科医師歴30年。矯正治療を専門に研鑽を積んできた歯科矯正のエキスパート。大学院では歯科矯正学を専攻し「歯学博士」を取得。同年、「日本矯正歯科学会 認定医」を取得する。翌年の1999年に、しみず矯正歯科クリニックを開院。2005年に日本歯科矯正医認定機構(JBO)にて認定歯科矯正医を取得し、2006年から日本矯正歯科協会(JIO)の理事を務めている。
矯正のさまざまな装置や治療法に精通した歯科医師として、「正しい情報を持たないために矯正に失敗する患者さまを1人でも減らしたい」との強い想いを胸に、日々の診療にのぞむ。
職歴
1994年 1月~ 1999年 3月 | 可児市長瀬歯科医院勤務 |
1995年10月~ 2023年10月 | 亀岡市河野歯科医院勤務 |
1998年 2月~ 2003年 3月 | 京都市角川矯正歯科医院勤務 |
1998年 3月~ 2001年 4月 | 京都市大村歯科医院勤務 |
1998年 4月~ 現在 | 朝日大学歯学部歯科 矯正学講座 非常勤講師 |
1998年 4月~ 2001年 3月 | 朝日大学附属病院P.D.I.勤務 |
1999年 7月~ 現在 | 奈良市高の原 しみず矯正歯科クリニック開院 |
2000年 4月~ 現在 | 京都市清水歯科医院勤務 |
2006年 4月~ 現在 | 日本矯正歯科協会(JIO)理事 |
経歴
1993年 3月 | 朝日大学歯学部卒業 |
1993年 4月 | 朝日大学歯学部歯科 矯正学講座 研究生、研修医 |
1994年 4月 | 朝日大学大学院歯学研究科 入学 (歯科矯正学専攻) |
1998年 3月 | 朝日大学大学院歯学研究科 卒業 (歯学博士) |
1998年 9月 | 日本矯正歯科学会認定医 |
2001年 8月 | U.S.C.(南カリフォルニア大学)Dr.Dougherty course修了 |
2005年 3月 | 日本歯科矯正医認定機構 (JBO) 認定歯科矯正医 |
ドクターインタビュー

京都府精華町・木津川市・奈良市の矯正歯科 | 歯医者「しみず矯正歯科クリニック」の院長 清水 美輝雄先生に、クリニックの雰囲気や、診療で大切にしていること、矯正を受ける際の注意点などについてインタビューしました。
実際にお話してみて感じた清水先生の印象は、とても“気さくで正直な先生”であること。一人ひとりにしっかりと向き合い、良い面も悪い面もわかりやすく、前向きにきちんとお話をしてくれます。
そうした正直な診療スタイルが「信頼できる矯正専門の医師に相談したい」という多くの患者さまの納得と満足につながっているようです。
クリニックやスタッフさんの雰囲気について
院内に入ると、木目調の落ち着いた待合室が患者さまを出迎えます。診察室は大きな窓から明るい光が差し込み、開放感のある雰囲気となっています。
待合室には、診療の合間や、お子さまの治療を待っている保護者の方にも楽に過ごしてもらえるようにと、座り心地の良いソファーを選んで置いています。リラックスしてうたた寝をされる方もいますよ。長い年月がかかる矯正だからこそ、できるだけ患者さまには負担が少なくなるよう院内の落ち着いた空間づくりにも努めています。
スタッフは穏やかで優しい人が多く、患者さまとも和やかに接してくれています。信頼関係を大切にしている医院ですので、常に「自分が患者さまだったら」を考えて動いてもらうようスタッフに伝えています。
緊張されている患者さまに安心してもらえるように、時には世間話をしてみたり、子どもの患者さまには、そうした会話の中で口のことや装置のことを分かってもらえる。患者さまに納得して治療を受けてもらえるように、説明も一人ひとりの立場にたって細やかにしっかりと行う。
そのために、まずはスタッフ自身にきちっと治療について理解してもらうことを徹底しているので、スタッフにとって私は厳しい院長かもしれないです(笑)。
診療の際、大切にしていること
矯正治療にはさまざまな方法がありますが、どの方法を選んだとしても年単位の時間がかかりますし、患者さまにとって負担の大きい治療になります。
患者さまが矯正治療で後悔しない選択ができるよう、的確な診断に努め、一人ひとりに適した矯正法を見つけることに専門家として尽力しています。
その上で、患者さまにできるだけ「負担の少ない矯正治療」を提供することを大切にしています。歯科の矯正治療は患者さんの協力が必要不可欠なものです。矯正中はもちろんですが、矯正が終わったあとも後戻りを防ぐケアに取り組んでもらわなくてはなりません。
そのため、学生さんなら部活動や受験勉強、社会人の方なら仕事内容や働いている時間といった生活背景にも配慮をしながら、その人ができるだけ楽に矯正に取り組めるよう心がけています。
イヤー矯正にセルフライゲーション型のマルチブラケット装置を採用しているのも、患者さまに負担の少ない矯正法を提供するためですね。
小児矯正についても、途中で中断してしまわないようにと、簡単に取り外すことができ、家にいる間や夜の間だけ装着すれば良い負担の少ない装置を取り入れています。年齢の低いお子さまも無理なく続けることができると思います。
子どもの歯科矯正を考えている親御さんへのアドバイスや注意点
まず、矯正治療は長い年月がかかるものであるということ。それを踏まえた矯正方法や医院の選び方の重要性を知っていただけたらと思います。
小児矯正は大人の矯正と異なり、成長段階に応じた矯正治療を行うために第1期治療と第2期治療に分かれていますが、1期治療をして終わりではなく、2期治療を継続して行うことで維持していくのが基本です。「1期治療だけで治る」といった情報には惑わされないよう注意しましょう。
また、子どものうちはどうしても“目先のイヤ”という気持ちが勝つものですので、親が長い目で見ながら子どもを誘導してあげることも大切です。
お子さまの性格もさまざまなので、場合によっては本人のストレスを考えて、もう少し自覚できるようになってから開始したほうが良いケースもあります。
中学生以降は、部活動や受験勉強などで生活スタイルも変わってくるので、その点も踏まえた矯正法を選ぶ必要もあります。
子どもの矯正医院を選ぶ際には、技術面と通いやすさに加えて、お子さまの性格や長い目線での生活背景などにも配慮した矯正を考えてくれるクリニックを選ぶことが重要です。
マウスピース型矯正装置を検討中の方へ、アドバイスや注意
まず、リスクやデメリットまで担当の矯正歯科医とよく話すこと。そして先々のリスクまできちんと説明してくれる医院を選ぶことが大切だと思います。
ここ数年、当院でもマウスピース型装置を用いた矯正を希望する人が増えています。確かにマウスピース型装置を用いた矯正は、手軽に着け外しもできて装置も目立ちにくいですよね。
ですが、実際に適している症例はとても限られています。当院で矯正を希望する方のほとんどは、説明を受けると納得されてワイヤー矯正を選択しています。ワイヤー矯正のほうが歯を抜かずに矯正するケースに適していたり、より精密に歯並びを整えることが望めたりするケースが多いのです。
もちろん、マウスピース型装置を用いた矯正がいけないというわけではなく、「自分に本当に適した矯正法を選ぶ」ことで、トラブルの予防やゴールへの道筋にもつながることを患者さま自身にも知ってもらいたいと考えています。
マウスピース型装置でできることはできるが、それが先々でどのようなリスクになるのか。歯並びの審美面(見た目)だけでなく、口腔内の機能や噛み合わせ、顔貌のバランスまで考えて、事前にしっかりと説明してくれる医院を選ぶと安心です。信頼して長く通える歯科医院を見つけてもらいたいですね。